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国会答弁もまた感情を露わにするようになった安倍首相の胸の内は、さて……


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麻生財務相の本音はどこにある?


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■巻頭リポート


霞が関の「倒閣運動」が動き始めた?
役所の不正続々表面化は“自爆テロ”

■第一次安倍内閣が倒れたのは何故か。それを学んだ安倍首相は復活した第2次安倍政権で何をしたか。霞が関の官僚たちは今、一斉蜂起のごとき意趣返しに出たのか――

 財務省による森友学園への国有地売却をめぐる決裁文書の改ざん、厚生労働省による裁量労働に関するデータの不備、そして検察による安倍晋三内閣に近いとされる企業の相次ぐ摘発。安倍内閣がジワジワと追い詰められている。あたかも霞が関連合軍による倒閣運動が始まったかのような風景だ。
            ◇

安倍首相の信頼失った
財務省の内閣潰し?


「まさかとは思いますけれども、太田理財局長は民主党政権時代の野田総理の秘書官も務めておりまして、増税派だからアベノミクスを潰すために、安倍政権を陥れるために意図的に変な答弁をしているのではないですか」
 3月19日に開いた参議院予算委員会での決裁文書改ざん問題の集中審議。自民党の和田政宗議員はこんな質問を発した。
「いや、お答えを申し上げます。私は公務員として、お仕えした方に一生懸命お仕えするのが仕事なので、それをやられるとさすがにいくらなんでも、そんなつもりは全くありません。それはいくらなんでも、それはいくらなんでも、ご容赦ください」
 和田氏は2013年にみんなの党から出て初当選、その後、次世代の党、日本のこころを大切にする党と所属を変え、無所属を経て、2017年6月に自民党に入党した。根っからの自民党議員というわけではない。
 和田議員のこの質問にはネット上などで「失礼だ」といった批判が上がった。自民党は翌日20日に参議院予算委員会理事会で、和田氏本人の同意を得たとして発言を削除するよう要請し、野党も自民党内での指導を求めたうえで了承した。さらに20日の衆議院財務金融委員会では、野党からの質問を受ける形で麻生太郎財務相が、「レベルの低い質問はいかがなものか。軽蔑する」と批判した。
 形のうえでは「トンデモ質問」だったとして削除され、なかったことになったのだが、なぜ、こんな質問が飛び出したのか。
 実は、自民党内には、今回の改ざん問題は財務省が仕組んだ安倍内閣潰しではないか、と疑っている人たちが少なからずいるのだ。2012年末に発足した第2次安倍内閣以降、官邸での財務省の力は大きく低下した。特に2014年4月の消費税率の引き上げが、財務官僚の事前の説明と大きく異なり、消費を失速させたことを機に、安倍首相の財務省への信頼は完全に失われた。役所の中の役所と言われてきた財務省の政権運営への影響力は地に落ちている。
 そんな財務省がどうして安倍内閣に「忖度」して文書を書き換えるのか、というわけだ。

朝日へのリークは
財務省と見る自民幹部


 文書の改ざんは2017年の春に行われたとされるが、ちょうどその頃、何が起きていたか。いわゆる防衛省の日報問題である。南スーダンでの国連平和維持活動(PKO)に参加していた自衛隊の日報を隠蔽していた問題で、国会では稲田朋美防衛相が連日のように攻め立てられていた時だ。結局、一時は「女性初の首相候補」とまで言われた稲田氏は防衛相を辞任に追い込まれた。安倍内閣が大きな打撃を被ったのは言うまでもない。
 そんな時期に、表面化すれば内閣が崩壊しかねない「改ざん」を行うか。それこそ、将来に問題が起きると考えたのなら、改ざんではなく、破棄したのではないか。そんな疑問を抱く政治家が少なからずいるのだ。
 こうした見方は自民党内で語られている「陰謀論」ではない。ジャーナリストの間からも同様の見方が挙がっている。
 安倍政権を長く取材している田原総一朗氏は3月9日の「日経ビジネスオンライン」に「もはや政局? 森友文書改ざん疑惑は官僚の反乱だ」という原稿をアップし次のように書いた。財務省が改ざんを認める前の段階の記事だ。
「僕は、この問題について、何人もの自民党幹部たちに追及した。彼らの多くは、『おそらく財務省官僚が朝日新聞にリークしたのではないか』と話した。そうでもなければ、朝日新聞はこれほどまでに自信満々に報じることはない。財務省は、安倍内閣に強い反発心を抱いていると言える」
 朝日にリークしたのは財務省自身だと疑っている自民党政治家の存在を証言している。
 また、アベノミクスを追い続け、「大胆な金融緩和」の必要性を説いている田村秀男・産経新聞編集委員は、ツイッターで以下のように分析している。
「『森友文書』追求に血眼になっている朝日新聞など全国紙をみればよい。『増税・緊縮財政=財政健全化』という財務官僚の路線に乗ってごりごりの論調を展開し、20年デフレ、日本衰退の道を先導してきた。今度は森友問題によって緊縮路線転換をもくろむ安倍内閣を弱体化させ、増税・緊縮路線を温存させようとしている。自民党の反安倍派、公明、そして野党の多くが同調する。要するに、反アベノミクス勢力がアベノミクスつぶしの武器に使っているのが財務官僚自作の森友文書書き換えだ」
 ズバリ、財務省主導の倒閣運動だと言っているのだ。
(以下、本誌をご覧ください)
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